SUSサービス

SUS - 起動後に自動更新開始

SUS SP1で追加されたRescheduleWaitTimeを使って、起動後にアップデータを適用するテストをしてみました。環境は、

* SUS Server: Windows Server 2003 Enterprise Edition + SUS SP1
* SUS Client: Windows XP Professional with SP1 on Virtual PC 2004

です。以下、試した動作の流れ。

1. クリーンインストールしたXPの状態で重要な更新が14個あることを確認
2. SUSクライアントの設定をして、IISのログファイル*1からアップデータが全部ダウンロードされたのを確認
3. 自動更新の予定実行時刻が来る前にOSをシャットダウン
4. 予定実行時刻が過ぎたらOSを起動し、ログインせずに放置
5. RescheduleWaitTime分後にバックグラウンドで自動更新開始*2
6. 約30分後*3、自動的に再起動
7. 再起動後、重要な更新が残り2個に減っているのを確認

こんな感じでした。もし、起動後一般ユーザが既にログインしてた場合は、NoAutoRebootWithLoggedOnUsersの値により、再起動を強制するダイアログが出るか再起動しないかの動作となります。管理ユーザの場合は、強制再起動の部分が再起動するかどうかのダイアログになります。
レジストリの値で書いてもも判り難いので、グループ ポリシー*4で [コンピュータの構成] -> [管理用テンプレート] で [右クリック] -> [テンプレートの追加と削除] で追加したSUS SP1用管理テンプレートの設定を以下に記します。()内はレジストリの値です。

# 自動更新を構成する: 有効 (NoAutoUpdate)
自動更新の構成: 4: 自動的にダウンロード、インストール (AUOptions)
インストールを実行する日: 0 - 毎日 (ScheduledInstallDay)
インストールを実行する時間: 03:00*5 (ScheduledInstallTime)

# イントラネットMicrosoft の更新サービスの場所を指定する: 有効 (UseWUServer)
更新を検出するためのイントラネットの更新サービスを設定する: http://***.**.***.** (WUServer)
イントラネット統計サーバーの設定: http://***.**.***.** (WUStatusServer)

# 自動更新のインストールの予定を変更する: 有効
システム起動後の待ち時間 (分): 1 (RescheduleWaitTime)

# 自動更新のインストールで、システムを自動的に再起動しない: 有効 (NoAutoRebootWithLoggedOnUsers)

これで、使ってない時は電気代もったいないからマシン電源落とすに決まってんだろー的な環境でSUSがそこそこうまーく動きます。そこそこなのは、起動されないマシンがいつまでたっても更新されることがないし、起動時じゃなくてシャットダウン時に自動更新が走って欲しいから。そういうきちっとした事がしたかったらSystems Management Server 2003 (SMS 2003)を購入しなはれということかなぁ。SUS SP1用管理テンプレートは、XP SP2で追加されるのかな。